戦略的軸 1

地球

環境、循環性、エネルギー

私たちの活動が環境に及ぼす影響をどう管理するのか。これは、弊社が最も重要視している点です。この基本方針に組み込まれた行動と目標は、 資源の消費と廃棄物の産出を削減し、管理モデルとして 循環型経済 を導入することで、環境への影響を 算定・緩和・相殺する ことに向けられています。

弊社はカーボンニュートラルな企業です

企業がカーボンニュートラルであると言えるのは、その活動によって排出される温室効果ガス(GHG)の全量を、排出量の算定、削減、および相殺によって中和することに成功した場合です。

2015年に組織のカーボンフットプリント*の算定を開始し、2019年からは毎年、領域1および領域2の排出量を算定し、相殺しています。

弊社の取り組みにより、全国カーボンフットプリント登録局から算出-削減-相殺承認ラベルが付与され、CO₂ 算出・相殺についてのAENOR認証を獲得することができました。

2024年には、領域1および2の排出量を再び100%相殺しました。

*領域1および2

Grupo Jorge がカーボンニュートラル企業である理由

温室効果ガス排出インベントリを作成し、自社のカーボンフットプリントを算定。

これは、弊社が及ぼす影響を把握して温室効果ガスの主な排出源を特定し、年間削減目標を設定してその目標を達成する具体的な戦略を立てるための第一歩となります。 

2024年には領域1および2において114,306トンのCO₂

2024年には領域3において561,076トンのCO₂ 

2030年までに排出量を削減するという大きな目標を掲げた中期脱炭素化計画を策定しました。さらに、この脱炭素化計画は、パリ協定の目標を達成するための「科学に基づく」削減目標を設定するSBTIScience Based Targets Initiative)イニシアチブにより、2025年に認証を取得しました。つまり、産業革命前からの地球温暖化を2℃を大幅に下回る温度に抑え、さらに1.5℃に抑える努力を継続することを目指しています。

この排出量削減を達成するために導入された対策の中には、再生可能エネルギーを創出するための自家消費型ソーラーファームがあり、これにより電力網からのエネルギー消費量を削減できます。また、廃熱回収システムも導入しており、これによりエネルギー効率の向上を実現しています。

  • 2024年に20.57 GWh創出(自家消費型太陽光発電)
  • 2024年に15.6GWhの熱エネルギーを回収

 

自家消費型発電所の他に、スペイン国内の様々な地域に 風力および太陽光発電所 を有しています。 

  • 2024年に492.9 GWh創出(再生可能エネルギー:風力エネルギー、太陽エネルギー)
  • 130,874トンのCO₂を回避+吸収

 

世界各地の自主的炭素市場を通じて、相殺プロジェクト(バリューチェーン外)に投資

すなわち、温室効果ガス排出量が削減できなくなった場合、弊社が事業を展開している国の温室効果ガス削減プロジェクトに投資して、削減できない排出量を相殺するということです。

社内のあらゆる階層において、またステークホルダーとの関係においてサステナビリティ文化を導入。

弊社のプロセスを調整・最適化するため、サステナビリティの分野で自社のサプライヤーを評価しています。

弊社の領域3の排出を算定

2022年には、領域3の排出量を算定することで、脱炭素化に向けた重要な一歩を踏み出しました。これらは、弊社製品のバリューチェーンに関連するものですが、当組織が直接コントロールできないため、測定や削減がより困難となります。

この算定により、環境への影響をさらに低減するための新たな機会を特定することができます。弊社はサプライヤーを評価し、脱炭素化の目標との整合性を測定しています。

2024年のバリューチェーンに関連する排出量は、561,076トンのCO₂eでした。

私たちが目指すものは、環境への影響を削減し続けることです。

弊社のサステナビリティ戦略は、2050年に向けた国連の目標「ネットゼロ」と合致。目標は、 GHG排出量を削減し続けて可能な限りゼロに近づけ、 残留排出量の中和を達成することです。

気候変動に関する取り組みと認証

Grupo Jorgeでは、持続可能性への取り組みが国際的な評価・検証の枠組みによって裏付けられるよう努めています。

CDPCarbon Disclosure Project)質問書

20249月、気候変動対策における企業のパフォーマンスを測定する、世界的に最も認知されたツールの一つであるCDP質問書への回答を完了しました。この自主的な報告書を通じて、弊社の排出量、関連リスク、および緩和策に関する詳細なデータを共有します。 

SBTiScience Based Targets Initiative

SBTiは、企業の科学に基づく排出削減目標の設定を支援する国際的なイニシアチブです。つまり、地球温暖化を産業革命前の水準から1.5℃未満に維持するという目標に沿ったものであり、この閾値は、深刻な気候変動の影響を回避するために科学的に安全と見なされている水準です。 

弊社の脱炭素化計画はSBTiによって認証を取得しており、 よって2030年までの目標が達成可能かつこれらの目標と整合していることが保証されています。 

ウェブサイトを見る

EPD(製品環境宣言)

弊社は製品とそのライフサイクルにおける環境への影響度を測定するこの認証を取得しました。 このライフサイクルとは、飼料の製造から飼育、屠殺、解体、販売に至るまでを指します。

このツールにより、弊社の製品の環境プロファイルに関する透明性が高く検証可能な情報を提供することが可能となります。

この基本方針の戦略的目標とSDGsとの合致

未来を育む ラベルの下で、私たちが行っている 具体的な 活動

消費水量の削減を目指し、AENORを通じて自社の ウォーターフットプリント を算出・検証。

自社の活動から発生する廃棄物の90%以上の価値引き上げ

自社の 再生可能エネルギー施設の開発を継続 し、 自家消費に注力

弊社が所有する植林地(CO2eの自家吸収源)の発達を管理。

熱エネルギー を回収・貯蔵し、生産工程で活用(これにより、特に弊社の天然ガスの消費が大幅に削減)。

複合一貫輸送を利用し、原材料と最終製品の より効率的な輸送 のために物流センターに拠点を設置。

効率的な 汚物・不要物管理 を行い、肥料として利用するための経路を最適化。

副産物からPET-FOOD製品、肥料、バイオ燃料を生産し、その価値を高めることで、 廃棄物ゼロを推進。

定期的な監査 を受けることで、私たちの活動が環境に及ぼす影響を測定・削減。

Grupo jorgeSBTiイニシアチブに加盟し、脱炭素化への取り組みの認証を受けています。

サステナビリティレポートを見る

自社栽培による温室効果ガス吸収源を有しています

広葉樹(クルミと桜)の植林に充てられた170ヘクタール以上の土地は、大気中に排出されるCO₂ の一部を吸収し、自然の吸収源としての役割を果たしています。

441,10

トンのCO₂eを2024年に吸収

カテゴリー1と2(スコープ1と2)

すべての生産フェーズで 循環型経済 を実践することで、自社ビジネスを改善し、 水資源と廃棄物の管理を最適化しています。

弊社は、この経営モデルへのコミットメントを証明するラベル「循環型アラゴン」(2022年)を取得しています。また、AENORがスエラ、サンタ・エウヘニア・デ・ベルガ(ビック)、モレルーサの食肉加工施設に授与した 「ゼロ・ウェイスト」認証も取得しています。 

また、フリートの効率化を推進する取り組みにより持続可能なフリート認証を取得し、ISO 14001また森林の持続可能な管理を促進するFSCおよびPEFCシールも取得しています。

当グループ会社概要

ホルヘ・グループは長い歴史ならびに継続的で持続可能な成長を誇る、アラゴン地方を本拠地とする企業グループです。

Pink Pig

と畜場および解体工場を備えた当グループの主要な豚肉生産会社です。

Campodulce

と畜場および解体工場を備えた当グループの主要な豚肉生産会社です。

Primacarne

当グループの雌豚専門の解体工場です。

PPS

内臓、腰肉、胃袋など、豚肉の副産物を専門に取り扱っています。